ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下値を試す

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値を試した。2時時点では142.04円と24時時点(142.36円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが約3週間ぶりの水準となる4.16%前半まで低下するとドル売り圧力が強まった。昨日安値141.99円を下抜けて、一時141.97円まで下値を広げている。142円割れでは下げ渋ったものの、戻り幅も限られた。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.1403ドルと24時時点(1.1383ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下を支えに再び1.14ドル台に乗せ、1.1419ドル付近までユーロ買いドル売りが進んだ。昨日NY引け前につけた1.1425ドルが抵抗水準として働くも、一巡後の下押しは1.14ドル前後に留まった。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では161.96円と24時時点(162.04円)と比べて8銭程度のユーロ安水準。ダウ平均が上げ幅を広げた場面では162.20円付近まで持ち直すも、米株の上昇が止むとNY序盤から見られた売りが再開した。2時前には161.93円まで日通し安値を更新している。他、ポンド円も190.40円まで本日レンジの下限を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.97円 - 142.76円
ユーロドル:1.1370ドル - 1.1422ドル
ユーロ円:161.93円 - 162.55円


(小針)
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