ニューヨーク外国為替市場概況・27日 ユーロドル、3日ぶり反発
27日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.0704ドルと前営業日NY終値(1.0681ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行。22時30分過ぎに一時1.0726ドルと日通し高値を付けた。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する5月個人消費支出(PCE)物価指数の発表を明日28日に控えて、買いの勢いは長続きしなかった。フランス下院選の初回投票日が近づく中、欧州の政治情勢を巡る不透明感も意識されて1.0700ドル付近まで下押しする場面があった。
なお、この日発表の1-3月期米国内総生産(GDP)確定値や5月米耐久財受注額、前週分の米新規失業保険申請件数などは予想より強い内容となったものの、相場の反応は限られた。
ドル円は3営業日ぶりに小反落。終値は160.76円と前営業日NY終値(160.81円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが先行すると、22時前に一時160.29円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。円の先安観を背景に全般円売りが出やすい地合いだった。5時前には160.82円まで上昇し、前日に付けた1986年12月以来約37年半ぶりの高値160.87円に迫った。
ユーロ円は続伸。終値は172.08円と前営業日NY終値(171.75円)と比べて33銭程度のユーロ高水準。円の先安観を背景に全般円売りが優勢になると、23時前に一時172.17円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。ただ、新規材料に乏しい中、NY午後に入ると徐々に値動きが細った。
本日の参考レンジ
ドル円:160.29円 - 160.82円
ユーロドル:1.0677ドル - 1.0726ドル
ユーロ円:171.39円 - 172.17円
(中村)
ただ、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する5月個人消費支出(PCE)物価指数の発表を明日28日に控えて、買いの勢いは長続きしなかった。フランス下院選の初回投票日が近づく中、欧州の政治情勢を巡る不透明感も意識されて1.0700ドル付近まで下押しする場面があった。
なお、この日発表の1-3月期米国内総生産(GDP)確定値や5月米耐久財受注額、前週分の米新規失業保険申請件数などは予想より強い内容となったものの、相場の反応は限られた。
ドル円は3営業日ぶりに小反落。終値は160.76円と前営業日NY終値(160.81円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが先行すると、22時前に一時160.29円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。円の先安観を背景に全般円売りが出やすい地合いだった。5時前には160.82円まで上昇し、前日に付けた1986年12月以来約37年半ぶりの高値160.87円に迫った。
ユーロ円は続伸。終値は172.08円と前営業日NY終値(171.75円)と比べて33銭程度のユーロ高水準。円の先安観を背景に全般円売りが優勢になると、23時前に一時172.17円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。ただ、新規材料に乏しい中、NY午後に入ると徐々に値動きが細った。
本日の参考レンジ
ドル円:160.29円 - 160.82円
ユーロドル:1.0677ドル - 1.0726ドル
ユーロ円:171.39円 - 172.17円
(中村)