欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、軟調

 28日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。20時時点では160.46円と17時時点(160.92円)と比べて46銭程度のドル安水準だった。特段の材料が伝わらなかったが、5月米PCEデフレーターなどの発表を前にポジション調整目的の売りが強まった。20時過ぎに160.44円まで下落して本日安値を更新した。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0709ドルと17時時点(1.0696ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル売りとなった流れを受け、1.0712ドルまで値を上げて本日高値をわずかに更新した。もっとも、週末30日に仏下院選の第1回投票を控える中では一段と買い進む動きにはなっていない。

 ユーロ円も弱含み。20時時点では171.84円と17時時点(172.13円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて171.86円まで下落後、ユーロドルの上昇に連れて172.10円台まで値を戻すも一時的。買い一巡後は171.82円まで下押して本日安値を更新している。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.44円-161.27円
ユーロドル:1.0685ドル-1.0712ドル
ユーロ円:171.82円-172.38円


(川畑)
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