NY株見通し-利下げ見通しを巡り6月消費者物価指数(CPI)に注目
今晩は米6月消費者物価指数(CPI)に注目。昨日はダウ平均が429.39ドル高(+1.09%)と3日ぶりに大幅反発し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.02%高、1.18%高となりともに大幅に7日続伸した。S&P500は初めて5600ポイントを上回り、ナスダック総合とともに取引時間中の史上最高値も更新した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が火曜日と水曜日の議会証言で高金利政策の長期化によるリスクに言及し、先行きの利下げを示唆したことが支援となったほか、木曜日と金曜日に発表される6月消費者物価指数(CPI)、6月生産者物価指数(PPI)の伸びが鈍化するとの見通しも追い風となった。
今晩は寄り前に発表される米6月消費者物価指数(CPI)が焦点となる。6月CPIは前年比+3.1%と5月分の+3.3%から鈍化が見込まれ、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前年比+3.4%、前月比+0.2%と、ともに前月から横ばいが予想されている。パウエルFRB議長の議会証言を受けて市場では9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始や年内2回の利下げ期待が高まっており、CPIの伸びが鈍化すれば、利下げ期待の一段の高まりが株式相場の追い風となることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントは6月CPIのほか、新規失業保険申請件数、米30年債入札など。企業決算は、寄り前にペプシコ、デルタ航空が4-6月期決算を発表し、第2四半期決算発表シーズンがスタートする。(執筆:7月11日、14:00)
今晩は寄り前に発表される米6月消費者物価指数(CPI)が焦点となる。6月CPIは前年比+3.1%と5月分の+3.3%から鈍化が見込まれ、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前年比+3.4%、前月比+0.2%と、ともに前月から横ばいが予想されている。パウエルFRB議長の議会証言を受けて市場では9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始や年内2回の利下げ期待が高まっており、CPIの伸びが鈍化すれば、利下げ期待の一段の高まりが株式相場の追い風となることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントは6月CPIのほか、新規失業保険申請件数、米30年債入札など。企業決算は、寄り前にペプシコ、デルタ航空が4-6月期決算を発表し、第2四半期決算発表シーズンがスタートする。(執筆:7月11日、14:00)