欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル 小じっかり

 11日の欧州外国為替市場でユーロドルは小じっかり。20時時点では1.0849ドルと17時時点(1.0839ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。予想比上振れの英GDPを手がかりにポンド主導で欧州通貨が対ドルで買いが優勢となり、1.0853ドルまで6月7日以来の高値を更新した。また、ポンドドルは1.2882ドルまで一段高となり、3月8日につけた年初来高値1.2894ドルが視野に入った。

 ドル円は小動き。20時時点では161.54円と17時時点(161.63円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。対欧州通貨でドルが重い動きになったことや、やや低下気味の米10年債利回りの動きを手がかりに161.47円までわずかにレンジ下限を広げた。もっとも米6月消費者物価指数(CPI)を見極めたいこともあり、手控えムードが強く161円半ばで値動きは限られた。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では175.26円と17時時点(175.21円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げ渋りやユーロドルのじり高を支えにわずかながら175.33円まで過去最高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.47円 - 161.76円
ユーロドル:1.0826ドル - 1.0853ドル
ユーロ円:174.98円 - 175.33円

(金)
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