欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、上値重い

 21日の欧州外国為替市場でユーロドルは上値が重かった。20時時点では1.0681ドルと17時時点(1.0676ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。14日安値1.0668ドルの手前で下げ止まると、持ち高調整で1.0698ドルまで反発。もっとも、買い戻しが一巡すると再びユーロ売りが強まり、1.0680ドル割れまで下押しした。さえない仏・独・ユーロ圏の6月製造業PMI速報値の影響は残り、全般弱含む欧州株や独長期金利の低下がユーロの重しとなった。

 ドル円はしっかり。20時時点では159.01円と17時時点(158.76円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。欧州序盤の158.70円割れで下値の固さを確認すると、徐々にドル買い円売りが優勢となった。ドルが対欧州通貨で強含んだことにも後押しされ、159.02円までじり高となった。

 ユーロ円は買い戻し一服。20時時点では169.84円と17時時点(169.50円)と比べて34銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下値を切り上げ、ユーロドルも反発した場面では170.00円まで持ち直した。しかしながら一巡後は弱い欧州株が重しとなり、169.74円近辺まで上値を切り下げる場面があった。
 なお、南ア・ランド円はこの日も地合い強く、2018年5月以来の高値となる8.89円まで買われた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:158.67円 - 159.13円
ユーロドル:1.0671ドル - 1.0721ドル
ユーロ円:169.33円 - 170.45円


(小針)
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