欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、軟化

 11日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟化。20時時点では1.0741ドルと17時時点(1.0764ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。「マクロン大統領が辞任の可能性を議論した」と仏メディアが伝えたことで、ユーロドルは1.0737ドルまで下落。政府関係者がこの報道を否定したものの反発力は鈍い。

 ユーロ円も下落。20時時点では168.73円と、17時時点(169.36円)と比べて63銭程度のユーロ安水準だった。欧州債利回りの低下に加えて、欧州株ほか日米株価先物のマイナス推移が重し。168.68円まで下落幅を広げた。

 ドル円もさえず。20時時点では157.09円と17時時点(157.34円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。157.39円まで小幅に上値を広げたものの頭打ち。欧州債金利が低下するなか、時間外取引の米10年債利回りも、しばらく維持していた昨日のレンジ下限4.439%を割り込むとポジション調整が加速して4.422%前後まで利回り低下が進行。ドル円は、クロス円の円高推移も相まって157.10円付近までドル売り・円買いとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.96円 - 157.39円
ユーロドル:1.0737ドル - 1.0774ドル
ユーロ円:168.68円 - 169.42円

(関口)
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