24日香港株=方向感乏しいか、米経済指標の発表控え様子見

 24日の香港市場は方向感に乏しい相場か。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始めるとの観測が高まるなか、米経済指標の内容を確認したい投資家が積極的な売買を手控えそうだ。25日に2024年4-6月期の米実質国内総生産(GDP)、26日に6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が発表される。

 前日の米株安は投資家心理を悪化させかねないものの、下値を売り込む動きは限られると予想する。ハンセン指数の250日移動平均線(23日大引け時点で17461.32ポイント)が下値支持として意識されるだろう。

 23日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって小幅に反落した。前日にハイテク株を中心に上昇した反動や、引け後のアルファベット、テスラの決算発表を控えた様子見が強まり、総じて上値の重い展開となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型金融株の中国建設銀行(00939)、中国銀行(03988)、中国工商銀行(01398)、AIAグループ(01299)が香港終値を下回るなか、英金融大手HSBC(00005)が上回って終えた。
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