17日香港株=反発か、米長期金利の低下が支え

 17日の香港市場は反発か。ハンセン指数は前日に続落して心理的節目の18000ポイントを割り込み、終値ベースで約1週間ぶり安値を付けただけに、自律反発を狙う買いが入りやすい。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方が強まり、米長期金利が低下したことで、投資家が運用リスクを取りやすくなるだろう。

 16日のNY債券市場では、長期金利の指標となる米10年債利回りが15日の4.229%から4.160%に低下。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は100%となり、年内2回の利下げ確率も前日の96%から99%に上昇した。

 16日のNY株式相場はダウ平均が5日続伸し、3日連続で取引時間中の史上最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合は3日続伸した。この日発表された米6月小売売上高が予想を上回る強い結果となったことで米国経済のソフトランディング期待が高まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、英金融大手のHSBC(00005)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を上回った半面、香港公益得株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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