5日香港株=もみ合いか、米雇用統計の発表控え様子見

 5日の香港市場はもみ合いか。香港時間きょう夜に6月の米雇用統計が発表される。米金融政策の先行きを予想する材料として内容を見極めたいと、様子見気分が広がりそうだ。4日は米国が独立記念日の祝日でNY市場が休場だったとあって新規の材料に乏しい。

 前日はハンセン指数が4営業日続伸し、終値ベースで心理的節目の18000ポイントを上抜けて6月26日以来の高値を付けた。利益確定売りが出れば相場の重荷となるだろう。半面、中国政府が景気を底上げする施策を打ち出すとの期待は根強い。中国共産党は15-18日に第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)を開く。中長期的な経済政策方針を議論する重要会議として市場関係者の関心が高い。

 米長期金利の低下を背景に、人民元の対米ドル相場の下落に歯止めがかかったことは地合いの改善につながりそうだ。中国人民銀行(中央銀行)は4日、人民元レートの基準値を前日の基準値比で3日ぶりに元高/ドル安方向に設定した。オフショア人民元(CNH)は3日に1米ドル=7.31元を割り込んでいたが、5日朝は7.29元台半ばで取引されている。
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