3日香港株=買い先行か、米ハイテク株高などを好感 様子見気分も

 3日の香港市場は買いが先行するか。前日の米ハイテク株の上昇や、米長期金利の低下が好感されそうだ。中国本土では中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)の開催を今月半ばに控え、根強い政策期待も引き続き相場を支えるだろう。

 もっとも、買い一巡後は上値の重い展開になる可能性がある。米国は独立記念日で3日の株式市場が短縮取引となり、4日が休場。また、先行きの利下げ見通しを巡り5日に発表される6月の米雇用統計に注目が集まる。香港市場でも様子見気分が広がる可能性がある。

 2日のNY市場でダウ平均は続伸。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も続伸となり、連日で最高値を更新し、初めて1万8000台に乗せた。テスラが同日に発表した2024年4-6月期の世界販売台数は市場予想ほど悪化していなかったため、10.1%高と急伸し、ほかのハイテク株にも買いが波及した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)、美団(03690)、アリババ集団(09988)、国際金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)がそろって香港終値を上回って引けた。
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