2日香港株=続落か、米株式相場の大幅安が重荷

 2日の香港市場は続落か。前日の米株式相場の大幅下落を受け、幅広い銘柄に売りが先行しそうだ。1日発表の7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は市場予想を下回っており、米景気の後退(リセッション)が懸念されると予想する。中国景気の先行き不透明感もくすぶりそうだ。

 半面、米経済指標が景気の鈍化を示し、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方が改めて強まるだろう。米長期金利が約半年ぶりに4%を割り込んだことを背景にハイテク・グロース株を物色する動きが広がり、相場を下支えする展開があり得る。

 1日のNY株式相場はダウ平均が3営業日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合も反落した。7月のISM製造業指数は46.8と6月(48.5)から低下し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想から下振れした。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、中国建設銀行(00939)がそろって香港終値を下回って引けた。
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