欧州マーケットダイジェスト・2日 株安・金利低下・ドル安・円高
(2日終値:3日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=146.83円(2日15時時点比▲2.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.21円(▲0.67円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0911ドル(△0.0107ドル)
FTSE100種総合株価指数:8174.71(前営業日比▲108.65)
ドイツ株式指数(DAX):17661.22(▲421.83)
10年物英国債利回り:3.828%(▲0.054%)
10年物独国債利回り:2.174%(▲0.070%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月スイス消費者物価指数(CPI)
(前月比) ▲0.2% 0.0%
6月仏鉱工業生産
(前月比) 0.8% ▲2.2%・改
7月スイス製造業PMI
43.5 43.9
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は急落。7月米雇用統計の発表を控えてしばらくは149.00円を挟んだもみ合いの展開が続いていたが、指標結果が伝わると大幅に下落した。米労働省が発表した7月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比11.4万人増と予想の17.5万人増を下回り、失業率が4.3%と予想の4.1%よりも弱い結果となった。また、平均時給も前月比0.2%/前年比3.6%と予想の前月比0.3%/前年比3.7%を下回った。米景気の先行き不安が高まると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが広がった。
その後発表の6月米製造業新規受注が予想を下回ったことも相場の重しとなり、0時30分前には一時146.42円と2月2日以来半年ぶりの安値を更新した。ダウ平均が一時1000ドル近く下落し、ナイト・セッションの日経平均先物が1570円下げるなど、株価の大幅下落に伴うリスク回避の円買いも目立った。
・ユーロドルは堅調。低調な米経済指標が相次ぐと米景気の減速懸念が強まり、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.7866%前後と昨年12月以来の低水準を記録。全般ドル売りが優勢になると、24時前に一時1.0927ドルと7月18日以来の高値を更新した。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.13と3月14日以来の低水準を付けた。
・ユーロ円は弱含み。米雇用統計の下振れをきっかけにドル円が急落するとユーロ円にも売りが先行。世界的な株安を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りも入り、21時30分過ぎに一時159.71円と2月8日以来およそ半年ぶりの安値を付けた。
ただ、そのあとはドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入ったため、相場はもみ合いに転じた。
・ロンドン株式相場は続落。前日の米国株や本日のアジア株相場など、主要株価指数が軒並み安となったことを受けて投資家心理が悪化。リスク回避の売りが優勢となった。HSBCやバークレイズなど金融セクターが売られたほか、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値下がりした。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなども軟調だった。
・フランクフルト株式相場は大幅続落。米景気懸念を背景に前日の米国株相場が下落したほか、本日の日本や中国などアジアの主要株価指数も売られると、投資家がリスク回避姿勢を強めた。個別ではRWE(7.85%安)やシーメンス・エナジー(7.46%安)、ザランド(5.97%安)などの下げが目立った。
なお、フランスの株価指数は1.61%安、イタリアは2.55%安、スペインは1.67%安となった。
・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=146.83円(2日15時時点比▲2.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.21円(▲0.67円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0911ドル(△0.0107ドル)
FTSE100種総合株価指数:8174.71(前営業日比▲108.65)
ドイツ株式指数(DAX):17661.22(▲421.83)
10年物英国債利回り:3.828%(▲0.054%)
10年物独国債利回り:2.174%(▲0.070%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月スイス消費者物価指数(CPI)
(前月比) ▲0.2% 0.0%
6月仏鉱工業生産
(前月比) 0.8% ▲2.2%・改
7月スイス製造業PMI
43.5 43.9
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は急落。7月米雇用統計の発表を控えてしばらくは149.00円を挟んだもみ合いの展開が続いていたが、指標結果が伝わると大幅に下落した。米労働省が発表した7月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比11.4万人増と予想の17.5万人増を下回り、失業率が4.3%と予想の4.1%よりも弱い結果となった。また、平均時給も前月比0.2%/前年比3.6%と予想の前月比0.3%/前年比3.7%を下回った。米景気の先行き不安が高まると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが広がった。
その後発表の6月米製造業新規受注が予想を下回ったことも相場の重しとなり、0時30分前には一時146.42円と2月2日以来半年ぶりの安値を更新した。ダウ平均が一時1000ドル近く下落し、ナイト・セッションの日経平均先物が1570円下げるなど、株価の大幅下落に伴うリスク回避の円買いも目立った。
・ユーロドルは堅調。低調な米経済指標が相次ぐと米景気の減速懸念が強まり、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.7866%前後と昨年12月以来の低水準を記録。全般ドル売りが優勢になると、24時前に一時1.0927ドルと7月18日以来の高値を更新した。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.13と3月14日以来の低水準を付けた。
・ユーロ円は弱含み。米雇用統計の下振れをきっかけにドル円が急落するとユーロ円にも売りが先行。世界的な株安を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りも入り、21時30分過ぎに一時159.71円と2月8日以来およそ半年ぶりの安値を付けた。
ただ、そのあとはドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入ったため、相場はもみ合いに転じた。
・ロンドン株式相場は続落。前日の米国株や本日のアジア株相場など、主要株価指数が軒並み安となったことを受けて投資家心理が悪化。リスク回避の売りが優勢となった。HSBCやバークレイズなど金融セクターが売られたほか、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値下がりした。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなども軟調だった。
・フランクフルト株式相場は大幅続落。米景気懸念を背景に前日の米国株相場が下落したほか、本日の日本や中国などアジアの主要株価指数も売られると、投資家がリスク回避姿勢を強めた。個別ではRWE(7.85%安)やシーメンス・エナジー(7.46%安)、ザランド(5.97%安)などの下げが目立った。
なお、フランスの株価指数は1.61%安、イタリアは2.55%安、スペインは1.67%安となった。
・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。
(中村)