東京外国為替市場概況・10時 ドル円、伸び悩み

 7日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。10時時点では144.72円とニューヨーク市場の終値(144.34円)と比べて38銭程度のドル高水準だった。本邦勢が本格参入するとドル買い円売りが優勢となり、145円台に乗せた。安寄りした日経平均が4桁安を回避して下げ幅を縮小したこと、時間外の米10年債利回りが上昇したことなどを支えに145.26円まで上値を伸ばした。しかしながら東京仲値にかけては断続的にドル売りが持ち込まれ、10時頃には144.60円台まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は上げ幅縮小。10時時点では158.18円とニューヨーク市場の終値(157.79円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて158円台で上値を試す展開に。日本株がマイナス幅を急速に縮めた動きにも後押しされ、158.70円までユーロ買い円売りが進んだ。もっとも、ドル円同様に仲値にかけては緩み始め、158.10円割れまで水準を落とした。
 なお、予想より強いNZ雇用データを受けて上昇したNZドル円は、87.07円までレンジの上限を広げた。一巡後は86.70円台まで下押ししている。

 ユーロドルは10時時点では1.0929ドルとニューヨーク市場の終値(1.0931ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。1.09ドル前半で動意を欠いた動きが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.29円 - 145.26円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0932ドル
ユーロ円:157.70円 - 158.70円


(小針)
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