ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では149.03円と22時時点(148.95円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。22時過ぎに一時149.32円と日通し高値を付けたものの、2日の高値149.77円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。7月米鉱工業生産や8月米NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容となったことも相場の重しとなり、148.78円付近まで下押しした。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0983ドルと22時時点(1.0956ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。7月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが伝わると全般ドル買いが先行。22時過ぎに一時1.0950ドルと日通し安値を更新した。ただ、その後発表の米経済指標が予想を下回ると1.0986ドル付近まで買い戻された。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では163.68円と22時時点(163.20円)と比べて48銭程度のユーロ高水準。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが出ると一時163.73円と7月31日以来の高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.06円 - 149.32円
ユーロドル:1.0950ドル - 1.1016ドル
ユーロ円:161.95円 - 163.73円


(中村)
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