今日の株式見通し-軟調か 米国では半導体株が軒並み大幅安

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は65ドル高の41240ドルで取引を終えた。水曜28日の引け後に発表予定のエヌビディア決算を前に、エヌビディアほか、ブロードコム、マイクロン・テクノロジーなど半導体株が軒並み大きく売られる展開。一方でエネルギー株が買われており、ダウ平均は史上最高値を更新した。ドル円は足元144円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円安の38035円、ドル建てが25円高の38065円で取引を終えた。

 プラスで終えたダウ平均は小幅高にとどまっており、半導体株安を嫌気して日本株は売りに押されると予想する。米10年債利回りは小動きでドル円はNY時間では円高に振れていないため、下に値幅が出るようなら押し目は拾われるとみる。CME225先物も大幅安を示唆しているわけではない。ただ、米国株がエヌビディアの決算を警戒している状況下では、腰の入った買いは期待しづらい。場中は節目の38000円を意識しながら様子見姿勢の強い動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37800円-38250円。
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