東京外国為替市場概況・17時 ドル円 一時145円台を回復

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇。17時時点では144.99円と15時時点(144.78円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。144.97円を頭に上値が抑えられていたが、日経平均先物や欧州株の上昇を受けたリスクオンの円売りを支えに145円大台を回復すると145.18円までレンジ上限を広げた。ただ、米利下げ観測の高まりを背景とした売り圧力も強く、144.80円台に押し戻されるなど伸び悩んでいる。

 ユーロ円はしっかり。17時時点では161.86円と15時時点(161.67円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。株高を背景とした円売りが優勢となり、一時162.12円まで強含んだ。また、ポンド円は191.69円、豪ドル円は98.36円、NZドル円は90.20円、加ドル円は107.72円まで高値を更新した。
 
 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.1164ドルと15時時点(1.1166ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。1.1160ドル台でのこう着相場が継続。先週末と昨日に1.12ドル近辺で上値が抑えられ上昇が一服するも、調整売りは1.11ドル半ばにとどめ底堅さを維持している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.24円 - 145.18円
ユーロドル:1.1158ドル - 1.1173ドル
ユーロ円:161.06円 - 162.12円

(金)
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