欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ渋り

 10日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。20時時点では158.07円と17時時点(158.38円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。一部で「日銀がコアコアCPIの見通しを上方修正する公算」と報じられたことで円買いが強まる中、157.63円まで下落して日通し安値を更新。ただ、下押しが一巡すると158.10円台まで値を戻した。

 ユーロ円も下げ渋る動き。20時時点では162.86円と17時時点(163.09円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに163.19円まで上値を広げるも、一部報道を受けて円買いが進むと162.37円まで売られた。もっとも、その後はドル円が下げ幅を縮小すると162.90円前後まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0302ドルと17時時点(1.0297ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。一部報道を受けてドル円でドル売りが強まった影響から、1.0312ドルまで小幅に上昇。その後の下押しも1.0300ドル前後に留めるなど底堅さを見せた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.63円 - 158.45円
ユーロドル:1.0281ドル - 1.0312ドル
ユーロ円:162.37円 - 163.19円


(川畑)
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