ニューヨーク外国為替市場概況・2日 ドル円、4日続伸

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4日続伸。終値は146.92円と前営業日NY終値(146.17円)と比べて75銭程度のドル高水準だった。ナイト・セッションの日経平均先物の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが優勢となった。147.00円の売りオーダーをこなすと目先のストップロスを巻き込んで、22時30分前に一時147.17円まで値を上げた。
 ただ、米国市場がレーバーデーで休場のため、積極的に上値を試す展開とはならなかった。欧州引け後は147.00円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。

 ユーロドルは4営業日ぶりに反発。終値は1.1072ドルと前営業日NY終値(1.1048ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間に仏・独・ユーロ圏の8月製造業PMI改定値が予想を上回ったことを受けて、一時1.1077ドルまで上昇した影響が残った。
 ただ、NYの取引時間帯に入ると徐々に値動きが細り、狭いレンジでのもみ合いに終始した。米国市場がレーバーデーで休場のため、市場参加者が激減し商いは低調だった。

 ユーロ円は続伸。終値は162.66円と前営業日NY終値(161.49円)と比べて1円17銭程度のユーロ高水準。欧州経済指標の上振れをきっかけに全般ユーロ買いが先行。ドル円や日経平均先物の上昇に伴う円売り・ユーロ買いも出ると22時30分前に一時162.89円と日通し高値を更新した。そのあとは162円台半ばで値動きが鈍った。

本日の参考レンジ
ドル円:145.78円 - 147.17円
ユーロドル:1.1042ドル - 1.1077ドル
ユーロ円:161.03円 - 162.89円

(中村)
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