ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では145.57円と22時時点(145.88円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。ダウ平均が一時500ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフの円買いが優勢となった。8月米ISM製造業景況指数が47.2と予想の47.5を下回ったことも相場の重しとなり、一時145.16円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.1042ドルと22時時点(1.1048ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると、23時過ぎに一時1.1068ドル付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値1.1073ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。欧米株価の下落を背景にリスク・オフのユーロ売り・ドル買いも出て1.1037ドル付近まで押し戻された。

 ユーロ円はさえない。24時時点では160.73円と22時時点(161.18円)と比べて45銭程度のユーロ安水準。米国株や日経平均先物の下落を受けてリスク回避の円買いが優勢になると、一時160.50円と本日安値を更新した。
 なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比940円安の3万7850円まで下落する場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.16円 - 147.21円
ユーロドル:1.1033ドル - 1.1073ドル
ユーロ円:160.50円 - 162.80円


(中村)
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