今日の株式見通し=一進一退か FOMC通過で安心感も円高進行懸念くすぶる
東京市場は一進一退か。米国株は下落。ダウ平均は103ドル安の41503ドルで取引を終えた。FOMCの0.50%の利下げを受けて買われる場面もあったが、終盤にかけて値を消しており、引け味は良くなかった。ドル円はFOMCの結果公表を受けて一時140.45円まで円高が進行したが、足元142円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて190円高の36370円、ドル建てが340円高の36520円で取引を終えた。
一時的に円高に振れた局面はあったものの、FOMC結果公表やパウエルFRB議長会見を無事通過し、ドル円が142円どころで推移していることは、日本株の支援材料となろう。一方で、米国株は終盤に値を消す展開となっており、引け味は良くない。SOX指数が1%超下げている点もマイナス材料だ。
また、ドル円については、0.50%の利下げによる日米金利差縮小の影響をすべて織り込んでいるわけではないだろう。昨日と同様に東京時間で円高方向に振れる可能性があることは留意しておきたい。
今日の日本株は、CME225先物の動向から高くスタートすることが想定されるが、円高進行懸念から値を消し、その後は一進一退の攻防となると予想する。日経平均の予想レンジは36150円-36650円。
(小針)
一時的に円高に振れた局面はあったものの、FOMC結果公表やパウエルFRB議長会見を無事通過し、ドル円が142円どころで推移していることは、日本株の支援材料となろう。一方で、米国株は終盤に値を消す展開となっており、引け味は良くない。SOX指数が1%超下げている点もマイナス材料だ。
また、ドル円については、0.50%の利下げによる日米金利差縮小の影響をすべて織り込んでいるわけではないだろう。昨日と同様に東京時間で円高方向に振れる可能性があることは留意しておきたい。
今日の日本株は、CME225先物の動向から高くスタートすることが想定されるが、円高進行懸念から値を消し、その後は一進一退の攻防となると予想する。日経平均の予想レンジは36150円-36650円。
(小針)