20日の主な要人発言(時間は日本時間)

20日11:28 鈴木財務相
「米国の利下げに伴う市場の影響は一概には言えない」
「(米利下げについて)影響を注視し的確に分析していく」

20日11:57 日本銀行声明
「金融・為替市場の動向や日本経済・物価への影響、十分注視する必要」
「企業の賃金・価格設定行動が積極化、過去と比べ為替の変動が物価に影響及ぼしやすくなっている」
「リスク要因、海外の経済物価・資源価格・企業の賃金価格設定など」
「経済・物価巡る不確実性引き続き高い」
「景気、一部に弱めの動きもみられるが緩やかに回復している」
「消費者物価の基調的な上昇率、徐々に高まっていく」
「消費者物価の基調的な上昇率、展望リポートの見通し期間後半には物価目標とおおむね整合的な水準で推移する」
「海外経済、総じてみれば緩やかに成長している」
「輸出・生産、横ばい圏内の動き」
「個人消費、物価上昇の影響みられるものの緩やかな増加基調にある」
「雇用・所得環境、緩やかに改善している」

20日14:39 岸田首相
「日銀、正常化に向け政策進めていることは適切」

20日14:50 レーン・フィンランド中銀総裁
「ユーロ圏の景況感悪化懸念が先日の利下げの背景」
「インフレ目標2%へ順調に向かっている」

20日15:36 植田日銀総裁
「実質金利は極めて低い水準にある」
「経済・物価見通しが実現していけば、政策金利を引き上げ金融緩和度合いを調整していくことになる」
「金融資本市場、引き続き不安定な状況にある」
「物価上振れリスクは相応に減少、海外経済の状況確認していく時間的余裕がある」
「持続的な賃上げが実現していくか丁寧に点検」
「データ等がオントラックなら少しずつ利上げという考えに変わりはない」
「ある程度まとまった情報が得られたと判断した段階で利上げとならざるを得ない」
「中立金利の推計はかなり幅のあるもの」
「今年2回の利上げの影響を踏まえつつ、徐々に中立金利への認識を深めていく段階」
「7月利上げについて、我々の考えが市場に伝わっていなかったとの批判は承知している」
「市場への丁寧な説明に心がけていく」
「特定の会合についての政策変更の有無、事前に申し上げない」
「2回利上げしているが、おそらく中立金利より低い状況」
「為替を安定化させるために金融政策を用いるのではない」
「直ちに見通しの確度が高まり、すぐ利上げとはならない」

20日17:11 マン英MPC(金融政策委員会)委員
「インフレが長期間にわたって目標を上回る可能性があるという投資家の見方に同意」
「近い将来の金利の方向性が下向きであることを示唆」
「8月に利下げ票を投じることを検討した」
「政策は引き締め的である必要」
「利下げサイクルの開始については慎重な見方」
「より長期間引き締め的な状態を維持する方が良い」
「インフレリスクが抑制されれば、後で積極的に利下げできる」

21日00:03 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「インフレ率は2025年後半に目標の2%に戻る見込み」
「今後の不確実性は依然として深刻」

21日00:34 ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「経済は好調な段階にあり、この状態を維持したい」
「経済を好調に保つには、0.50%の利下げが適切だと感じた」
「今後の利下げ幅は発表されるデータ次第」
「インフレは予想よりはるかに早く軟化」
「コアPCEは目標を下回っていると推測」
「雇用市場が悪化すれば、再び0.50%の利下げの検討あり得る」
「データが軟調になれば、利下げペースが速まる可能性がある」
「データ次第では利下げを一時停止することもある」

21日02:22 ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事
「2023年半ば以降、インフレと労働市場の冷え込みが進展しているとみている」
「時期尚早な勝利宣言を避けるため、当初の利下げ幅は小さめが望ましいと考えている」
「委員会の政策措置の拡大は、物価安定の使命に対する時期尚早な勝利宣言と解釈されるリスクがあるとみている」
「米国経済は堅調な成長とほぼ完全雇用で堅調を維持」
「インフレは依然として2%の目標を上回り、コアPCEは前年比2.5%超」
「インフレのさらなる進展を確実にするため、中立政策に向けた慎重なペースを主張」
「利下げ幅で意見が一致しないものの、FOMCメンバーと協力することを約束」

21日04:11 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
「インフレ率の低下が停滞するリスクがある」
「労働市場が軟化するリスクがある」

※時間は日本時間


(中村)
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