東京外国為替市場概況・12時 ドル円、方向感の定まらない上下が継続

 24日の東京外国為替市場でドル円は方向感の定まらない上下が継続。12時時点では143.66円とニューヨーク市場の終値(143.61円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。中国人民銀行総裁が「預金準備率と政策金利を0.50%引き下げる」と発言したことをきっかけに、オフショア人民元(CNH)が売られ、円も連れて弱含んだ。人民元は対ドルで7.0694元まで売られ、ドル円も143.91円まで円売り・ドル買いが進んだ。しかし、ほどなく失速すると143.38円まで小幅にレンジ下限を広げる場面もあった。方向性が見定めにくい振れといえた。

 ユーロ円はもみ合いが続いた。12時時点では159.54円とニューヨーク市場の終値(159.57円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れた円相場の上下におおむね沿った動き。一時159.81円まで上昇後、159.24円まで下落した。

 ユーロドルは重い推移が持続。12時時点では1.1105ドルとニューヨーク市場の終値(1.1111ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。小幅なレンジでの振れながら、1.1103ドルまでわずかに下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.38円 - 143.91円
ユーロドル:1.1103ドル - 1.1116ドル
ユーロ円:159.24円 - 159.81円

(関口)
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