ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ドル円、3日ぶり反落
23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反落。終値は143.61円と前営業日NY終値(143.85円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。20時過ぎに一時143.17円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が「今後の利下げは小幅なステップを見込む」と述べたことや、ボスティック米アトランタ連銀総裁が「今回の会合での0.50%利下げは将来の利下げのペースを確定させるものではない」と発言したことを受けた。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出ると一時144.34円付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値144.46円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利が低下に転じたタイミングで一時143.26円付近まで下押しした。グールズビー米シカゴ連銀総裁が「今後1年でさらに多くの利下げを予想」「先週の米連邦準備理事会(FRB)の0.50%利下げを支持」「金利は大幅に低下する必要がある」と話したことも相場の重し。
ユーロドルは下落。終値は1.1111ドルと前営業日NY終値(1.1162ドル)と比べて0.0051ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の仏・独・ユーロ圏の9月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が軒並み予想より弱い内容だったことが分かると、欧州景気の不透明感が意識されてユーロ売りが進行。日本時間夕刻に一時1.1083ドルと日通し安値を付けた影響が残った。なお、市場では「欧州中央銀行(ECB)が追加利下げを前向きに検討する可能性が意識された」との声が聞かれた。
もっとも、NY市場に入ると買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めた。欧州入り後に急ピッチで下落した反動が出て、23時30分過ぎには1.1143ドル付近まで下値を切り上げた。一目均衡表基準線1.1102ドルや転換線1.1095ドルがサポートとして意識された面もあった。
ユーロ円は3日ぶり反落。終値は159.57円と前営業日NY終値(160.59円)と比べて1円02銭程度のユーロ安水準。ユーロ圏経済指標の悪化を受けて、20時過ぎに一時159.05円と本日安値を付けたものの、23時過ぎには160.53円付近まで持ち直した。ただ、買い戻しが一巡すると再び弱含み、159.31円付近まで押し戻された。
本日の参考レンジ
ドル円:143.17円 - 144.46円
ユーロドル:1.1083ドル - 1.1170ドル
ユーロ円:159.05円 - 161.19円
(中村)
ただ、アジア時間に付けた日通し高値144.46円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利が低下に転じたタイミングで一時143.26円付近まで下押しした。グールズビー米シカゴ連銀総裁が「今後1年でさらに多くの利下げを予想」「先週の米連邦準備理事会(FRB)の0.50%利下げを支持」「金利は大幅に低下する必要がある」と話したことも相場の重し。
ユーロドルは下落。終値は1.1111ドルと前営業日NY終値(1.1162ドル)と比べて0.0051ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の仏・独・ユーロ圏の9月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が軒並み予想より弱い内容だったことが分かると、欧州景気の不透明感が意識されてユーロ売りが進行。日本時間夕刻に一時1.1083ドルと日通し安値を付けた影響が残った。なお、市場では「欧州中央銀行(ECB)が追加利下げを前向きに検討する可能性が意識された」との声が聞かれた。
もっとも、NY市場に入ると買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めた。欧州入り後に急ピッチで下落した反動が出て、23時30分過ぎには1.1143ドル付近まで下値を切り上げた。一目均衡表基準線1.1102ドルや転換線1.1095ドルがサポートとして意識された面もあった。
ユーロ円は3日ぶり反落。終値は159.57円と前営業日NY終値(160.59円)と比べて1円02銭程度のユーロ安水準。ユーロ圏経済指標の悪化を受けて、20時過ぎに一時159.05円と本日安値を付けたものの、23時過ぎには160.53円付近まで持ち直した。ただ、買い戻しが一巡すると再び弱含み、159.31円付近まで押し戻された。
本日の参考レンジ
ドル円:143.17円 - 144.46円
ユーロドル:1.1083ドル - 1.1170ドル
ユーロ円:159.05円 - 161.19円
(中村)