ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では143.77円と22時時点(143.77円)とほぼ同水準だった。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが先行すると一時144.34円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値144.46円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重し。
 なお、22時45分発表の9月米製造業PMI速報値は予想を下回った一方、9月米サービス部門PMI速報値は予想を上回るなど強弱入り混じる結果となった。

 ユーロドルは小高い。24時時点では1.1132ドルと22時時点(1.1122ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが入ったものの、米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが相場の上値を抑えた。
 なお、グールズビー米シカゴ連銀総裁は「今後1年でさらに多くの利下げを予想」「先週のFRBの0.50%利下げを支持」「金利は大幅に低下する必要がある」などと述べたと伝わった。

 ユーロ円は小幅高。24時時点では160.05円と22時時点(159.91円)と比べて14銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.17円 - 144.46円
ユーロドル:1.1083ドル - 1.1170ドル
ユーロ円:159.05円 - 161.19円


(中村)
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