ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、弱含み

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。2時時点では143.75円と24時時点(144.42円)と比べて67銭程度のドル安水準だった。24時過ぎに144.49円まで本日高値を更新したが、その後は上値を切り下げる展開となった。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「雇用市場が悪化すれば、再び0.50%の利下げの検討あり得る」などの見解を示したことが材料視され、米10年債利回りが3.76%台から3.71%台まで上昇幅を縮小すると、つれて143.65円付近まで売りに押された。

 ユーロドルは買い戻し。2時時点では1.1173ドルと24時時点(1.1144ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。ウォラーFRB理事の発言を手掛かりにしたドルの売り戻しが進むなか、24時30分前につけた安値1.1136ドルから1.1170ドル台まで反発した。

 ユーロ円は2時時点では160.63円と24時時点(160.94円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったものの、160円台後半でやや上値重く推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.74円 - 144.49円
ユーロドル:1.1136ドル - 1.1182ドル
ユーロ円:158.43円 - 161.16円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。