NY為替見通し=8月米新築住宅販売件数とハト派のクーグラーFRB理事講演に要注目か
本日のNY為替市場のドル円は、8月米新築住宅販売件数(予想:前月比▲5.3%/70.0万件)を見極めた後は、ハト派のクーグラーFRB理事の講演に注目する展開が予想される。
8月米新築住宅販売件数は前月比▲5.3%/70.0万件と予想されており、7月の前月比+10.6%/73.9万件からの悪化が見込まれている。
先日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、労働市場の悪化懸念から0.50%の大幅利下げが決定されたが、住宅市場の悪化傾向が確認された場合は、追加利下げ観測が高まることで、ドル売り要因となるため警戒しておきたい。
ハト派のクーグラーFRB理事の講演では、市場で高まりつつある11月FOMCでの0.50%の追加利下げ観測や年内の追加利下げ幅に関する言及に注目しておきたい。
今週の最重要の経済指標は、週末に発表される米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している8月分のPCEデフレーターであり、前月比+0.1%、前年同月比+2.3%と予想されている。前年比は2021年序盤以来の低い伸び率が見込まれており、FRBのインフレ目標2.0%を若干上回る水準となっていることで、ドルは全面安の展開となっている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、144.68円(9/24高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、142.13円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
8月米新築住宅販売件数は前月比▲5.3%/70.0万件と予想されており、7月の前月比+10.6%/73.9万件からの悪化が見込まれている。
先日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、労働市場の悪化懸念から0.50%の大幅利下げが決定されたが、住宅市場の悪化傾向が確認された場合は、追加利下げ観測が高まることで、ドル売り要因となるため警戒しておきたい。
ハト派のクーグラーFRB理事の講演では、市場で高まりつつある11月FOMCでの0.50%の追加利下げ観測や年内の追加利下げ幅に関する言及に注目しておきたい。
今週の最重要の経済指標は、週末に発表される米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している8月分のPCEデフレーターであり、前月比+0.1%、前年同月比+2.3%と予想されている。前年比は2021年序盤以来の低い伸び率が見込まれており、FRBのインフレ目標2.0%を若干上回る水準となっていることで、ドルは全面安の展開となっている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、144.68円(9/24高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、142.13円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)