ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では144.83円と22時時点(144.57円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出ると、日本時間夕刻に付けた145.20円をわずかに上抜けて一時145.21円と4日以来の高値を付けた。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
 ただ、月末・四半期末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると144.63円付近まで伸び悩んだ。

 ユーロドルは24時時点では1.1165ドルと22時時点(1.1151ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.1126ドルと日本時間夕刻に付けた日通し安値に面合わせした。
 ただ、ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると持ち直した。24時前には一時1.1175ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は底堅い動き。24時時点では161.70円と22時時点(161.22円)と比べて48銭程度のユーロ高水準。欧米株高を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となった。23時30分過ぎに一時161.82円付近まで上昇し、日本時間夕刻に付けた日通し高値161.85円に迫った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.11円 - 145.21円
ユーロドル:1.1126ドル - 1.1175ドル
ユーロ円:160.75円 - 161.85円


(中村)
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