欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り鈍い

 27日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。20時時点では143.23円と17時時点(143.19円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。自民党総裁選を受けた円急伸の動きは一巡したものの、その後も戻りは鈍かった。ドル円の買い戻しは17時過ぎにつけた143.77円付近までにとどまり、143円台前半を中心とする安値圏での推移が続いた。

 ユーロドルは買い戻し。20時時点では1.1163ドルと17時時点(1.1132ドル)と比べて0.0031ドル程度のユーロ高水準だった。9月仏消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを受けて、一時1.1125ドルと昨日安値の1.1126ドルをわずかに下抜けたものの、その後は1.1170ドル台まで反発。市場の注目を集める8月米PCEデフレーターの発表を前に持ち高は傾けにくく、仏CPIを手掛かりにした動きは長続きしなかった。

 ユーロ円は20時時点では159.89円と17時時点(159.39円)と比べて50銭程度のユーロ高水準だった。一時160円台を回復する場面もあったが、ドル円と同じく戻りは限られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.80円 - 146.49円
ユーロドル:1.1125ドル - 1.1180ドル
ユーロ円:159.03円 - 163.49円

(岩間)
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