4日香港株=軟調な相場か、中東情勢の悪化を警戒

 4日の香港市場は軟調な相場か。中東情勢の緊張への警戒感が広がり、運用リスクを回避する動きが相場の重荷になると予想する。イランからのミサイル攻撃を受けたイスラエルが近く報復に動くとの観測が浮上するなか、バイデン米大統領が3日、イスラエルのイラン石油施設への攻撃を米国が支援するかを「議論している」と述べたと伝わった。原油先物相場が大きく上昇したことで関連銘柄が物色されそうだ。

 また、香港時間きょう夜に9月の米雇用統計の発表を控え、持ち高調整の売りが出やすい。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースを見極めたいとして、様子見ムードが次第に強まる展開があり得る。

 3日のNY株式相場はダウ平均が反落。ハイテク株主体のナスダック総合も小幅に反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、保険株のAIAグループ(01299)と中国平安保険(02318)、本土系銀行株の中国建設銀行(00939)、ネット株のテンセント(00700)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)、英金融大手HSBC(00005)が上回って引けた。
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