東京外国為替市場概況・15時 豪ドル円、上昇

 9日午後の東京外国為替市場で豪ドル円は上昇。中国財政省は財政政策調整の強化に関して、12日10時から記者会見を行うと発表した。これを受けて財政政策に対する期待感が広がると、上海株が下げ幅を縮小したほか、日経平均が上げ幅を拡大。クロス円にはリスクオンの買いが入り、豪ドル円は100.41円まで上昇した。

 ドル円は強含み。15時時点では148.59円と12時時点(148.27円)と比べて32銭程度のドル高水準だった。中国の財政出動期待を背景とした円売りの流れを受け、148.62円まで上値を広げた。

 ユーロ円も強含み。15時時点では163.04円と12時時点(162.66円)と比べて38銭程度のユーロ高水準だった。クロス円上昇の流れに沿う形で163.07円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは下げ渋り。15時時点では1.0973ドルと12時時点(1.0970ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇をながめて1.0962ドルまで下押すも、ユーロの上昇に連れて1.0970ドル台まで持ち直した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.01円 - 148.62円
ユーロドル:1.0962ドル - 1.0981ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.07円


(川畑)
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