欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり安

 10日の欧州外国為替市場でドル円はじり安。20時時点では148.84円と17時時点(149.01円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。氷見野日銀副総裁の「明らかに実質金利はかなり低い水準にある」との発言に続き、神田内閣官房参与の「(為替市場について)引き続き高い緊張感持って警戒続けていく」との発言も伝わるなか、今夜の米9月消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感もあって148.78円まで下値を探った。

 ユーロ円もさえない。20時時点では162.82円と、17時時点(162.98円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落を受けた円高推移に沿った動き。欧州株やダウ先物のマイナス推移もリスク回避の円買いを意識させ、162.69円まで下落幅を広げた。

 ユーロドルは20時時点では1.0939ドルと17時時点(1.0937ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の下落やリスク回避の流れを受け、1.0928ドルまで小安く推移する場面もあった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.78円 - 149.55円
ユーロドル:1.0928ドル - 1.0946ドル
ユーロ円:162.69円 - 163.61円

(関口)
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