世界銀行、メキシコの経済成長予測を下方修正
世界銀行は10日、メキシコの2024年経済成長率予測を2.3%から1.7%に、2025年を2.1%から1.5%に下方修正した。この修正の理由として、高金利、ペソ安、投資家の不確実性が挙げられている。世界銀行はメキシコが貧困対策や最低賃金の引き上げで進展を見せていることを認めつつも、さらなる取り組みが必要だと指摘。インフラ整備、イノベーション、教育の改善が今後の成功に不可欠だとしている。また、メキシコはニアショアリングの恩恵を受ける好位置にあるものの、外国投資を呼び込むためにはさらなる努力が必要だと世界銀行は強調しており、投資家に対して「ゲームのルール」を尊重し、安定性を創出することの重要性を指摘している。
(越後)
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