NYマーケットダイジェスト・14日 ダウ史上最高値・円安・ドル高
【訂正:本文ユーロドル安値「8月2日以来」を「8月8日以来」に訂正します】
(14日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.76円(前営業日比△0.63円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.37円(△0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0909ドル(▲0.0028ドル)
ダウ工業株30種平均:43065.22ドル(△201.36ドル)
ナスダック総合株価指数:18502.69(△159.75)
10年物米国債利回り:休場
WTI原油先物11月限:1バレル=73.83ドル(▲1.73ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2665.6ドル(▲10.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比540円高の4万0150円まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。4時過ぎに一時149.98円と8月1日以来の高値を更新した。ダウ平均が連日で史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移したことも相場の支援材料。
ただ、引けにかけては伸び悩んだ。節目の150.00円に観測されているオプション絡みの売りなどが相場の重しになると149.71円付近まで上値を切り下げた。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「利下げのペースについてはより慎重に進める必要がある」「労働市場は緩和しているが、依然としてかなり健全」などと述べたと伝わった。
・ユーロドルは反落。日本時間夕刻に一時1.0937ドル付近まで上げたものの、オセアニア時間に付けた日通し高値1.0942ドルや前週末の高値1.0954ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。欧州中央銀行(ECB)が17日の定例理事会で追加利下げを決めるとの観測もユーロの重し。10日の安値1.0900ドルを下抜けると、4時過ぎに一時1.0888ドルと8月8日以来の安値を更新した。
ただ、同日安値1.0882ドルがサポートとして働くと買い戻しが入り、引けにかけては1.09ドル台前半まで下げ渋った。
・ユーロ円は小幅ながら続伸。日米株価指数の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となり、23時前に一時163.60円と本日高値を更新した。ただ、根強い欧州金利先安観が相場の上値を抑えると上げ幅を縮めた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、連日で史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。今週から本格化する米企業決算への期待から買いが入った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、7月16日以来およそ3カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場はコロンブスデーのため休場だった。
・原油先物相場は続落。エネルギー消費大国である中国の9月原油輸入額が5カ月連続で減少したことや、同国政府が景気刺激策について具体的な規模を示さなかったことが嫌気された。石油輸出国機構(OPEC)月報で、2024年と25年の世界の石油需要予測が下方修正されたことも売り圧力を強めた。
・金先物相場は3日ぶりに反落。先週後半に上げた反動で週明けは持ち高調整の売りが先行。中国の経済指標がさえなかったことで、同国の金需要が低迷するとの懸念も上値を抑えた。為替でドルが対ユーロなどで上昇し、ドル建て金に割高感が生じたことも重しとなった。
(中村)
(14日終値)
ドル・円相場:1ドル=149.76円(前営業日比△0.63円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.37円(△0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0909ドル(▲0.0028ドル)
ダウ工業株30種平均:43065.22ドル(△201.36ドル)
ナスダック総合株価指数:18502.69(△159.75)
10年物米国債利回り:休場
WTI原油先物11月限:1バレル=73.83ドル(▲1.73ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2665.6ドル(▲10.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比540円高の4万0150円まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。4時過ぎに一時149.98円と8月1日以来の高値を更新した。ダウ平均が連日で史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移したことも相場の支援材料。
ただ、引けにかけては伸び悩んだ。節目の150.00円に観測されているオプション絡みの売りなどが相場の重しになると149.71円付近まで上値を切り下げた。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「利下げのペースについてはより慎重に進める必要がある」「労働市場は緩和しているが、依然としてかなり健全」などと述べたと伝わった。
・ユーロドルは反落。日本時間夕刻に一時1.0937ドル付近まで上げたものの、オセアニア時間に付けた日通し高値1.0942ドルや前週末の高値1.0954ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。欧州中央銀行(ECB)が17日の定例理事会で追加利下げを決めるとの観測もユーロの重し。10日の安値1.0900ドルを下抜けると、4時過ぎに一時1.0888ドルと8月8日以来の安値を更新した。
ただ、同日安値1.0882ドルがサポートとして働くと買い戻しが入り、引けにかけては1.09ドル台前半まで下げ渋った。
・ユーロ円は小幅ながら続伸。日米株価指数の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となり、23時前に一時163.60円と本日高値を更新した。ただ、根強い欧州金利先安観が相場の上値を抑えると上げ幅を縮めた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、連日で史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。今週から本格化する米企業決算への期待から買いが入った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、7月16日以来およそ3カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場はコロンブスデーのため休場だった。
・原油先物相場は続落。エネルギー消費大国である中国の9月原油輸入額が5カ月連続で減少したことや、同国政府が景気刺激策について具体的な規模を示さなかったことが嫌気された。石油輸出国機構(OPEC)月報で、2024年と25年の世界の石油需要予測が下方修正されたことも売り圧力を強めた。
・金先物相場は3日ぶりに反落。先週後半に上げた反動で週明けは持ち高調整の売りが先行。中国の経済指標がさえなかったことで、同国の金需要が低迷するとの懸念も上値を抑えた。為替でドルが対ユーロなどで上昇し、ドル建て金に割高感が生じたことも重しとなった。
(中村)