NYマーケットダイジェスト・8日 株高・金利低下・原油急落・円小動き
(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.20円(前営業日比△0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.72円(△0.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0980ドル(△0.0004ドル)
ダウ工業株30種平均:42080.37ドル(△126.13ドル)
ナスダック総合株価指数:18182.92(△259.02)
10年物米国債利回り:4.01%(▲0.01%)
WTI原油先物11月限:1バレル=73.57ドル(▲3.57ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2635.4ドル(▲30.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米貿易収支
704億ドルの赤字 789億ドルの赤字・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小反発。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.0549%前後と8月1日以来およそ2カ月ぶりの高水準を記録すると円売り・ドル買いが優勢となった。米10年債利回りが低下に転じると伸び悩んだものの、下押しは限定的。ナイト・セッションの日経平均先物が堅調に推移したことなどが相場の支援材料となり、4時過ぎに一時148.38円と日通し高値を付けた。
ただ、NY時間に限れば大きな方向感は出なかった。明日9日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17日-18日分)の内容や、10日の9月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの雰囲気もあり、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロドルは小幅ながら続伸。ユーロポンドなどユーロクロスの上昇につれた買いが入ると、欧州市場では1.0997ドルと日通し高値を付けたが、NY市場に入ると一転下落した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢になり、0時30分過ぎには一時1.0961ドルと本日安値を付けた。
ただ、前日の安値1.0954ドルや4日の安値1.0951ドルが目先サポートと意識されると下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことも相場の下支え要因。
・メキシコペソは軟調だった。WTI原油先物価格が一時5.7%超下落したことを背景に産油国通貨とされるメキシコの通貨ペソに売りが出た。ドルペソは一時19.4506ペソ、ペソ円は7.62円までペソ安に振れた。
同じく産油国通貨とされるノルウェークローネは対ドルでは10.7426クローネ、対ユーロでは11.7830クローネ、対円では13.80円まで値を下げた。
・ユーロ円は小幅ながら反発。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが入った。米国株や日経平均先物の上昇に伴う買いも入り、23時過ぎに一時162.82円と本日高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。中東情勢を巡る懸念は根強いものの、WTI原油先物相場が大幅に下落すると投資家心理が改善し主力株中心に買い戻しが入った。前日に下げが目立ったアップルやアマゾン・ドット・コムなどハイテク株が買われ、相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反発。米大幅利下げ観測が後退する中、売りが先行すると、利回りは一時4.0549%前後と8月1日以来およそ2カ月ぶりの高水準を付けた。ただ、10日の9月米CPIを前にポジション調整目的の買いが入ると持ち直した。
・原油先物相場は6日ぶり大幅反落。中東の地政学リスクを背景に前日まで5連騰と約1カ月ぶりの高値水準まで急ピッチで上昇したこともあり、この日は高値警戒感も出るなか利益確定売りが優勢となった。
・金先物相場は3日続落。先週末の米雇用統計を通過した後、米長期金利の上昇傾向が続いており、金利を生まない金は売り圧力が継続。為替相場で全般ドルが堅調な動きになっていることも、ドル建ての金の割高感につながり売りを後押した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=148.20円(前営業日比△0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.72円(△0.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0980ドル(△0.0004ドル)
ダウ工業株30種平均:42080.37ドル(△126.13ドル)
ナスダック総合株価指数:18182.92(△259.02)
10年物米国債利回り:4.01%(▲0.01%)
WTI原油先物11月限:1バレル=73.57ドル(▲3.57ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2635.4ドル(▲30.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米貿易収支
704億ドルの赤字 789億ドルの赤字・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小反発。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.0549%前後と8月1日以来およそ2カ月ぶりの高水準を記録すると円売り・ドル買いが優勢となった。米10年債利回りが低下に転じると伸び悩んだものの、下押しは限定的。ナイト・セッションの日経平均先物が堅調に推移したことなどが相場の支援材料となり、4時過ぎに一時148.38円と日通し高値を付けた。
ただ、NY時間に限れば大きな方向感は出なかった。明日9日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17日-18日分)の内容や、10日の9月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの雰囲気もあり、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロドルは小幅ながら続伸。ユーロポンドなどユーロクロスの上昇につれた買いが入ると、欧州市場では1.0997ドルと日通し高値を付けたが、NY市場に入ると一転下落した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢になり、0時30分過ぎには一時1.0961ドルと本日安値を付けた。
ただ、前日の安値1.0954ドルや4日の安値1.0951ドルが目先サポートと意識されると下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことも相場の下支え要因。
・メキシコペソは軟調だった。WTI原油先物価格が一時5.7%超下落したことを背景に産油国通貨とされるメキシコの通貨ペソに売りが出た。ドルペソは一時19.4506ペソ、ペソ円は7.62円までペソ安に振れた。
同じく産油国通貨とされるノルウェークローネは対ドルでは10.7426クローネ、対ユーロでは11.7830クローネ、対円では13.80円まで値を下げた。
・ユーロ円は小幅ながら反発。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが入った。米国株や日経平均先物の上昇に伴う買いも入り、23時過ぎに一時162.82円と本日高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。中東情勢を巡る懸念は根強いものの、WTI原油先物相場が大幅に下落すると投資家心理が改善し主力株中心に買い戻しが入った。前日に下げが目立ったアップルやアマゾン・ドット・コムなどハイテク株が買われ、相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反発。米大幅利下げ観測が後退する中、売りが先行すると、利回りは一時4.0549%前後と8月1日以来およそ2カ月ぶりの高水準を付けた。ただ、10日の9月米CPIを前にポジション調整目的の買いが入ると持ち直した。
・原油先物相場は6日ぶり大幅反落。中東の地政学リスクを背景に前日まで5連騰と約1カ月ぶりの高値水準まで急ピッチで上昇したこともあり、この日は高値警戒感も出るなか利益確定売りが優勢となった。
・金先物相場は3日続落。先週末の米雇用統計を通過した後、米長期金利の上昇傾向が続いており、金利を生まない金は売り圧力が継続。為替相場で全般ドルが堅調な動きになっていることも、ドル建ての金の割高感につながり売りを後押した。
(中村)