ブラジル失業率、過去最低水準に迫る

 ブラジルの7-9月期の失業率が6.4%に低下し、市場予想よりも良好な結果だった。これは過去2番目に低い水準で、前四半期の6.9%、前年同期の7.7%から改善している。失業者数は700万人に減少し、就業者数は1億300万人と過去最高を記録した。平均実質賃金は3,227レアルだった。この堅調な労働市場は政府が誇る指標だが、インフレ圧力への懸念も高まっている。中央銀行は先月、2年以上ぶりに政策金利を0.25%引き上げ、10.75%としたが、経済活動と労働市場の圧力が予想以上に強いことが背景にある。

(越後)

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