5日香港株=様子見気分か、週内の重要イベントを前に

 5日の香港市場は週内の重要イベントを控えて、様子見気分が強まるか。米国で現地時間5日に投開票の米大統領選ではハリス副大統領とトランプ前大統領の大接戦が伝えられており、結果判明には相当な時間がかかる可能性がある。また、7日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが確実視されているが、先行きの利下げ見通しを巡り、会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見に注目が集まる。

 中国では8日まで全国人民代表大会(全人代)常務委員会が開催されている。また、週後半には10月の貿易統計や物価統計が発表される予定。

 4日のNY市場でダウ平均は反落。米大統領選を前に主力株の一部に持ち高調整や利益確定目的の売りが出た。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)が香港終値を上回った半面、大型ネット株の美団(03690)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。

(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。