東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 7日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では154.00円と15時時点(154.00円)とほぼ同水準だった。欧州時間に入ってもトランプトレード(米債売り・ドル買い)を巻き戻す動きが継続。時間外の米10年債利回りが4.39%台まで低下するにつれて一時153.65円まで本日安値を更新した。もっとも、調整が一巡すると押し目買いが入り154円台を回復している。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では1.0752ドルと15時時点(1.0746ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。持ち高調整のドル安が進むと一時1.0770ドルまで上昇したが、一巡すると1.0750ドル台まで上げ幅を縮めた。「ドイツの野党党首が政府に対して、来週までに信任投票を実施するよう要求」と伝わるなど、独政局不安が高まっていることも上値を抑える要因となっている模様。

 ユーロ円は17時時点では165.58円と15時時点(165.49円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため165円台半ばを中心に方向感が出ていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:153.65円 - 154.71円
ユーロドル:1.0713ドル - 1.0770ドル
ユーロ円:165.39円 - 165.96円


(越後)
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