欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下落幅拡大

 27日の欧州外国為替市場でドル円は下落幅を拡大。20時時点では151.39円と17時時点(151.95円)と比べて56銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米10年債利回りが4.25%台まで低下。強弱を判断する上の節目となる200日移動平均線(152円付近で推移)を下抜けて以降のテクニカルな売りも進展して10月23日以来、1カ月ぶり以上の水準151.23円まで下値を広げた。

 ユーロドルは買い優位の展開が継続。20時時点では1.0527ドルと17時時点(1.0497ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を受けたユーロ高・ドル安推の流れが持続。1.0540ドルまで上振れる場面があった。同高値をつけてから、ユーロ円の重い動きが足を引っ張ったせいか頭打ち気味だが、底堅さを維持している。

 ユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では159.38円と、17時時点(159.51円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高推移の影響が大きく、一時159.10円まで下落。さえない欧州株やダウ先物も重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.23円 - 153.23円
ユーロドル:1.0474ドル - 1.0540ドル
ユーロ円:159.10円 - 160.71円

(関口)
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