東京外国為替市場概況・10時 ドル円、買い戻し

 28日の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。10時時点では151.68円とニューヨーク市場の終値(151.09円)と比べて59銭程度のドル高水準だった。8時過ぎには150.93円まで下押しする場面もあったが、昨日の大幅安の反動で10時過ぎには151.75円まで買い戻しが入った。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0551ドルとニューヨーク市場の終値(1.0566ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル買いが上値を抑え小安く推移。

 ユーロ円は堅調。10時時点では160.05円とニューヨーク市場の終値(159.66円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。東京勢の本格参入とともにドル円が上げ幅を広げると、ユーロ円も連れて160.13円まで買われ堅調な動き。
 なお、豪ドル円は98.61円まで強含んだ。7-9月期の豪民間設備投資が前期比で+1.1%となり、市場予想の+0.9%を上回ったことが豪ドル買いを促した。

 メキシコペソは強含み。トランプ次期大統領がSNSのTruthSocialでシャインバウム・メキシコ大統領と会談し、「メキシコ大統領はメキシコを経由しての米国への移民を止めることに同意し、事実上、南国境を閉鎖した」と発表した。この発言が伝わると、米国のメキシコに対する関税賦課が中止されるのではないかとの憶測が高まり、メキシコペソは対ドルで20.3905ペソ、対円で7.44円まで強含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.93円 - 151.75円
ユーロドル:1.0551ドル - 1.0570ドル
ユーロ円:159.51円 - 160.13円


(松井)
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