ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円 売り再燃

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売りが再燃。4時時点では149.64円と2時時点(150.41円)と比べて77銭程度のドル安水準。日経新聞とのインタビューで植田日銀総裁が追加利上げや円安のリスクに言及したことが伝わると再び円買いが強まり、149.47円まで10月21日以来の安値を更新した。下げが一服した後も149.60円台と安値圏で戻りが鈍い。

 ユーロ円は軟調な動き。4時時点では158.25円と2時時点(158.63円)と比べて38銭程度のユーロ安水準。植田日銀総裁の発言を背景に円買いが強まり、158.04円まで日通しの安値を更新した。

 ユーロドルは下げ渋る。4時時点では1.0575ドルと2時時点(1.0546ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準。ドル円のドル売りや米長期金利の低下を支えに1.0542ドルを安値に下げ渋り、1.0570ドル台まで持ち直した。米10年債利回りは4.17%台まで低下幅を拡大している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.47円 - 151.55円
ユーロドル:1.0542ドル - 1.0597ドル
ユーロ円:158.04円 - 159.97円


(金)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。