EU-メルコスール貿易協定、フランスの反対で交渉難航
フランス政府はEU-メルコスール貿易協定案を「受け入れられない」と宣言し、農業部門と環境基準への懸念を表明している。20年以上にわたり交渉されてきたこの協定は、EUと南米諸国間の大規模な自由貿易圏の創設を目指しているが、ドイツやスペインが支持する一方で、フランスとポーランドが反対。フランスの強い反対は、自国の農業部門保護と環境基準の維持を重視する姿勢を反映しており、EU内での意見の相違が浮き彫りになっている。この対立は、協定の今後の行方に大きな影響を与える可能性がある。
(越後)
(越後)