ニューヨーク外国為替市場概況・13日 ドル円、5日続伸
13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5日続伸。終値は153.65円と前営業日NY終値(152.63円)と比べて1円02銭程度のドル高水準だった。欧州時間に伝わった「日銀は来週18-19日に開く金融政策決定会合で、政策金利引き上げの見送りを検討している」「米経済の先行きに不透明感が高まっているうえ、春闘の賃上げ動向を確認したい考えで、利上げを急ぐ必要はないとの判断に傾きつつある」との観測報道をきっかけに全般円売りが優勢となった。
一方、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げ実施がほぼ織り込まれており、今後の米利下げペースが緩やかになるとの見方から米長期金利が上昇基調を強めるとドル買いも広がった。2時30分過ぎには一時153.80円と11月26日以来の高値を更新した。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.4046%前後と11月22日以来の高水準を付けた。
ユーロドルは6営業日ぶりに反発。終値は1.0501ドルと前営業日NY終値(1.0468ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に足もとで相場下落が続いていただけに、週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行した。ユーロ円やユーロポンドの上昇につれた買いも入ると、22時過ぎに一時1.0524ドルと日通し高値を付けた。
ただ、前日の高値1.0531ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て、一時1.0482ドル付近まで下押しした。
なお、ユーロポンドは一時0.8322ポンドまで上昇した。欧州時間発表の10月の英国内総生産(GDP)や英鉱工業生産、英貿易収支が軒並み予想を下回ったことで、英経済の先行き不透明感が高まりユーロ買い・ポンド売りが進んだ。
ユーロ円は反発。終値は161.37円と前営業日NY終値(159.78円)と比べて1円59銭程度のユーロ高水準。日銀の年内利上げ観測後退を受けた円売りが優勢となり、22時過ぎに一時161.56円と11月26日以来の高値を付けた。ユーロドルの伸び悩みにつれた売りが出ると160.97円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的。2時前には161.50円付近まで再び強含んだ。
本日の参考レンジ
ドル円:152.46円 - 153.80円
ユーロドル:1.0453ドル - 1.0524ドル
ユーロ円:159.65円 - 161.56円
(中村)
一方、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げ実施がほぼ織り込まれており、今後の米利下げペースが緩やかになるとの見方から米長期金利が上昇基調を強めるとドル買いも広がった。2時30分過ぎには一時153.80円と11月26日以来の高値を更新した。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.4046%前後と11月22日以来の高水準を付けた。
ユーロドルは6営業日ぶりに反発。終値は1.0501ドルと前営業日NY終値(1.0468ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に足もとで相場下落が続いていただけに、週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行した。ユーロ円やユーロポンドの上昇につれた買いも入ると、22時過ぎに一時1.0524ドルと日通し高値を付けた。
ただ、前日の高値1.0531ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て、一時1.0482ドル付近まで下押しした。
なお、ユーロポンドは一時0.8322ポンドまで上昇した。欧州時間発表の10月の英国内総生産(GDP)や英鉱工業生産、英貿易収支が軒並み予想を下回ったことで、英経済の先行き不透明感が高まりユーロ買い・ポンド売りが進んだ。
ユーロ円は反発。終値は161.37円と前営業日NY終値(159.78円)と比べて1円59銭程度のユーロ高水準。日銀の年内利上げ観測後退を受けた円売りが優勢となり、22時過ぎに一時161.56円と11月26日以来の高値を付けた。ユーロドルの伸び悩みにつれた売りが出ると160.97円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的。2時前には161.50円付近まで再び強含んだ。
本日の参考レンジ
ドル円:152.46円 - 153.80円
ユーロドル:1.0453ドル - 1.0524ドル
ユーロ円:159.65円 - 161.56円
(中村)