東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上げ幅拡大

 16日の東京外国為替市場でドル円は上げ幅を拡大。12時時点では153.87円とニューヨーク市場の終値(153.65円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。東京仲値後に一旦緩むも153.70円は割れずに再び買いが優勢となった。今週の日銀会合では利上げが見送られるとの見方が広がるなか、153.97円までドル高円安が進んだ。しかしながら約3週間ぶりの154円台到達とはならず、一巡後は153.80円台まで上値を切り下げている。

 ユーロ円は上昇が一服。12時時点では161.76円とニューヨーク市場の終値(161.37円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に日銀会合への思惑(利上げ見送り)から円安が進行。朝方に売られた反動による買いも続き、161.99円までレンジの上限を広げた。もっとも11月26日高値162.01円が目先の抵抗水準として意識されると、161.70円台まで上げ幅を縮めた。

 ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.0513ドルとニューヨーク市場の終値(1.0501ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円が日通し高値をつけたタイミングで1.0523ドルまでつれ高となった。ただ13日高値1.0524ドルに僅かに届かず、一巡後は1.0510ドル付近まで売り戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.33円 - 153.97円
ユーロドル:1.0484ドル - 1.0523ドル
ユーロ円:160.68円 - 161.99円


(小針)
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