NY為替見通し=ドル円、日米金融政策イベント控えた調整も念頭に
ドル円は昨日まで6日続伸と154.48円まで上昇し、11月26日の高値154.49円に迫った。本日これまでは154.35円を頭にやや調整売りが優勢も153円後半で下げ渋っている。日銀が今週の会合で利上げを見送るとの大方の見方は変わらず、ドル円の下値は堅く徐々にイベント待ちムードが強まりそうだが、先週から一方的な上昇に一段と調整が入る可能性も念頭に置きたい。
市場では18-19日の日銀会合で据え置き確率が約8割超、利上げ確率が2割弱と据え置きが基本コンセンサスとなっているが、日銀のサプライズ利上げの可能性も若干警戒されている。また、日銀が今月に利上げを見送ったとしても来年1月の利上げ観測は根強く残されている。ドル円が155円を超えて円安が加速すると、日銀が輸入物価上昇リスクを念頭に早期の利上げに踏み切るとの観測が高まる可能性がある。
本日のNYタイムでは11月米小売売上高などの発表が予定されている。年末商戦の好調さが反映され、市場では前月から伸びが加速すると見られているが、市場予想と大きく乖離しない限り、本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ思惑への影響は見られないだろう。
・想定レンジ上限
ドル円、昨日の高値154.48円や11月22日高値155.02円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円、昨日の安値153.33円や日足一目均衡表・基準線152.70円が下値めど。
(金)
市場では18-19日の日銀会合で据え置き確率が約8割超、利上げ確率が2割弱と据え置きが基本コンセンサスとなっているが、日銀のサプライズ利上げの可能性も若干警戒されている。また、日銀が今月に利上げを見送ったとしても来年1月の利上げ観測は根強く残されている。ドル円が155円を超えて円安が加速すると、日銀が輸入物価上昇リスクを念頭に早期の利上げに踏み切るとの観測が高まる可能性がある。
本日のNYタイムでは11月米小売売上高などの発表が予定されている。年末商戦の好調さが反映され、市場では前月から伸びが加速すると見られているが、市場予想と大きく乖離しない限り、本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ思惑への影響は見られないだろう。
・想定レンジ上限
ドル円、昨日の高値154.48円や11月22日高値155.02円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円、昨日の安値153.33円や日足一目均衡表・基準線152.70円が下値めど。
(金)