東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上昇一服

 24日の東京外国為替市場でドル円は上昇が一服。12時時点では157.12円とニューヨーク市場の終値(157.17円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。10時過ぎに加藤財務相が為替について「行き過ぎた動きには適切に対応」と発言したことが伝わると、157.20円台でやや円高方向に傾いた。暫くもみ合いが続いたが、昨日同様に11時前後でドル売り圧力が強まり、日経平均の三桁安も重しとなって157.06円まで下落した。その後の戻しも157.10円台で限られた。

 ユーロ円は伸び悩み。12時時点では163.32円とニューヨーク市場の終値(163.53円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。加藤財務相の円安けん制発言を受けて163.30円台でじり安となり、売り戻しがやや強まった日経平均を眺めながら163.23円まで下値を広げた。
 ほか豪ドル円が弱含み。日足一目均衡表・雲の下限98.00円を割り込むと、97.84円まで下げ幅を広げた。

 ユーロドルは小安い。12時時点では1.0400ドルとニューヨーク市場の終値(1.0405ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.0397ドルまで僅かに下値を広げたが、動意自体は高まらなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.06円 - 157.39円
ユーロドル:1.0397ドル - 1.0410ドル
ユーロ円:163.23円 - 163.60円


(小針)
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