ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下げ一服

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げが一服。2時時点では157.26円と24時時点(157.08円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。ダウ平均が一時700ドル超下落するなど、リスク・オフの円買い・ドル売りが強まる中、節目の157円を割り込むと156.67円まで下落。米10年債利回りが4.53%台まで一段と低下したことも重しとなった。もっとも、下げ一巡後はダウ平均が下げ幅を縮小したこともあり、157.30円前後まで切り返した。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では163.36円と24時時点(163.48円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。米株安を背景としてリスク回避の円買いが強まる中、一時162.82円まで下落。その後は米株の下げ幅縮小やドル円の切り返しを眺めて163.40円台まで値を戻すなど、ドル円同様にやや荒い値動きとなった。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.0386ドルと24時時点(1.0405ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。年末を控え、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けたドル買いのフローを背景に一時1.0372ドルまで下落。その後も1.03ドル台後半で上値重く推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.67円 - 158.07円
ユーロドル:1.0372ドル - 1.0458ドル
ユーロ円:162.82円 - 164.90円

(川畑)
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