ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では157.08円と22時時点(157.55円)と比べて47銭程度のドル安水準だった。米株式市場でダウ平均が一時650ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比560円安の3万9430円まで下げるとリスク・オフの円買い・ドル売りが先行。12月米シカゴ購買部協会景気指数が36.9と予想の42.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時157.01円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.0405ドルと22時時点(1.0449ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ安水準だった。欧米株価の下落を受けてリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、前週末の安値1.0405ドルを下抜けて一時1.0380ドルと日通し安値を更新した。ただ、米シカゴPMIが予想を下回ったことが分かると、ひとまず下げ止まった。

 ユーロ円は大幅安。24時時点では163.48円と22時時点(164.67円)と比べて1円19銭程度のユーロ安水準。日米株価指数の下落を背景にリスク回避の円買い・ユーロ売りが優勢になると、前週末の安値164.04円を下抜けて一時163.33円まで下げ足を速めた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.01円 - 158.07円
ユーロドル:1.0380ドル - 1.0458ドル
ユーロ円:163.33円 - 164.90円


(中村)
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