ニューヨーク外国為替市場概況・26日 ドル円、3日続伸
26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は157.99円と前営業日NY終値(157.33円)と比べて66銭程度のドル高水準だった。植田和男日銀総裁は25日の講演で、「今後の金融政策運営はトランプ次期米政権の動向や来年の春闘に向けた動きを注視していく」との考えを改めて表明。円安が進行する状況下でも従来の姿勢に変化はなかった。日銀は追加利上げに慎重との見方が広がる一方、米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースは鈍るとの見方が強まっており、円売り・ドル買いが出やすい地合いとなった。
この日発表の前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことが分かると、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6393%前後と5月2日以来の高水準を更新。ドル円にも買いが入り、1時過ぎに一時158.08円と7月17日以来の高値を付けた。
なお、米7年債入札が「堅調」だったことが分かると米10年債利回りが低下に転じたため、ドル円も157.88円付近まで伸び悩む場面があったが、下押しは限定的だった。
ユーロドルは3営業日ぶりに小反発。終値は1.0422ドルと前営業日NY終値(1.0407ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円など一部ユーロクロスの上昇につれた買いが入ると一時1.0430ドルと日通し高値を付けたものの、上値は限定的だった。クリスマス翌日の26日は欧州市場がボクシングデーのため休場。米国でも休暇中の市場参加者が多く、閑散取引の中で動意に乏しい展開が続いた。
ユーロ円は反発。終値は164.65円と前営業日NY終値(163.58円)と比べて1円07銭程度のユーロ高水準。日銀が早期利上げに慎重との見方が広がる中、円売り・ユーロ買いが優勢になった。3時30分前には一時164.75円と11月20日以来の高値を付けた。
本日の参考レンジ
ドル円:157.08円 - 158.08円
ユーロドル:1.0391ドル - 1.0430ドル
ユーロ円:163.32円 - 164.75円
(中村)
この日発表の前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことが分かると、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6393%前後と5月2日以来の高水準を更新。ドル円にも買いが入り、1時過ぎに一時158.08円と7月17日以来の高値を付けた。
なお、米7年債入札が「堅調」だったことが分かると米10年債利回りが低下に転じたため、ドル円も157.88円付近まで伸び悩む場面があったが、下押しは限定的だった。
ユーロドルは3営業日ぶりに小反発。終値は1.0422ドルと前営業日NY終値(1.0407ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円など一部ユーロクロスの上昇につれた買いが入ると一時1.0430ドルと日通し高値を付けたものの、上値は限定的だった。クリスマス翌日の26日は欧州市場がボクシングデーのため休場。米国でも休暇中の市場参加者が多く、閑散取引の中で動意に乏しい展開が続いた。
ユーロ円は反発。終値は164.65円と前営業日NY終値(163.58円)と比べて1円07銭程度のユーロ高水準。日銀が早期利上げに慎重との見方が広がる中、円売り・ユーロ買いが優勢になった。3時30分前には一時164.75円と11月20日以来の高値を付けた。
本日の参考レンジ
ドル円:157.08円 - 158.08円
ユーロドル:1.0391ドル - 1.0430ドル
ユーロ円:163.32円 - 164.75円
(中村)