東京外国為替市場概況・17時 ドル円、弱含み

 7日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。17時時点では157.50円と15時時点(157.86円)と比べて36銭程度のドル安水準だった。欧州通貨に対してドル売りが進んだことや、東京時間で上値トライをしたものの跳ね返されたこともあり上値が重い。17時前には157.46円まで弱含み日通し安値を更新した。なお、米10年債利回りは4.62%台で推移しているがドル円の反応は鈍い。

 ユーロドルはじり高。17時時点では1.0414ドルと15時時点(1.0396ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。昨日同様に欧州利回りが上昇して始まったことで、ユーロドルは1.0424ドル、ポンドドルは1.2563ドルまでじり高。ただ、フランスの12月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る結果になったことで、欧州債利回りの上昇が収まりユーロ買いも一服となった。
 なお、ユーロスイスフランは0.9431フランまでフラン売りが進行した。12月のスイスCPIは前月比で予想通りとはいえ-0.1%となった。ディスインフレ基調の強まりで、スイス中銀(SNB)の再利下げ予想が高まっていることがフラン売りを促した。

 ユーロ円はもみ合い。17時時点では164.03円と15時時点(164.12円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルは上昇しているが、ドル円は上値が抑えられていることで、ユーロ円は164円近辺でもみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.46円 - 158.42円
ユーロドル:1.0376ドル - 1.0424ドル
ユーロ円:163.59円 - 164.40円


(松井)
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